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2005年08月31日

8月26日、小川小学校下里分校がJPS写真展『日本の子ども60年』(12月17日~)の特集番組に出ました

NHK『特報首都圏』 写真家たちは見た ~子どもの戦後60年~

 【放映日時】8月26(金) 19:30~19:55

はじめに、皆さまにお詫びをしなければなりません。
本当ならこの日の放映は、事前に当ブログでお伝えできたはずでした。
番組に出演されたフリーフォトジャーナリスト、大野広幸さんの個人サイトにも放映のお知らせは掲示されていたのですが、私も日頃からよくアクセスしていたのに、肝心なときに限ってつい何週間か間をあけてしまったのです。番組のことは放映直前、仕事先から帰ってきて、妹から届いていたメールを見て初めて知りました。あまりに急だったので録画の準備もできず、最初から見られただけでも救いでした。

翌27日放映のNHK『月刊やさい通信』でも取材されたように、このところ小川町がテレビに映る機会が増えています(8月20日付記事をご参照ください)。
これからはできるだけアンテナを高くし、皆さまにも番組を見ていただけるよう事前情報のキャッチに努めたいと思います。

 【番組内容の紹介】

表情豊かで生き生きしていた子供たち。
なぜこんなに変わったのか?


日本を代表する写真家100人が、終戦から現在まで撮った膨大な子供たちの写真。写真展「日本の子ども60年」が12月に開催される。
主催の日本写真家協会は、現在、選考作業を進めている。実行委員長の写真家・管洋志さんは、時代の鏡である子供の変化を見つめ直し、私たちが何を得て何を失ったか、考えたいと語る。元気に遊んでいた子供が、TVゲームに没頭するまでを追った萩野矢慶紀さん。
理想の学校を見つけようとする大野広幸さん。
写真家たちが見た子供を通して、戦後60年を考える。

(↑『NHK首都圏放送センター公式サイト』より転載)

JPS写真展『日本の子ども60年 -21,900日のドラマ-』(東京展)

番組で紹介された写真展のお知らせです。
大野さんが休校前の下里分校などで過ごした生徒さんたちとの歳月を綴った写真集、『ぼくらの分校』からも印象深い作品が出展されます。

 【会期】2005年12月17日(土) ~ 2006年1月9日(月)
 【会場】東京都写真美術館 地下1階映像展示室
   本展の紹介ページはこちら
   会期中のイベント案内はこちら『JPS公式サイト』より)
   JR山手線恵比寿駅東口より徒歩7分(恵比寿ガーデンプレイス内)
   電話03-3280-0099 詳細はこちら
 【料金】一般 700円/学生 600円/中高生・65歳以上 400円
 【時間】10:00~18:00(木・金は20:00まで、入館は閉館の30分前まで)
 【休館日】月曜日(休館日が祝日または振替休日の場合、その翌日)
   注)年末年始は12月29日~1月1日まで休館
 【主催】JPS(社団法人 日本写真家協会)
   『JPS公式サイト』「日本の子ども60年」会場及び会期決定
   (2006年3月19日まで名古屋、京都、横浜の各会場を巡回します。)

大野ひろゆき写真集 『ぼくらの分校』

2004年10月9日付記事も、あわせてご覧ください。

大野さんは埼玉県旧名栗村(現飯能市の一部)のご出身で、今も県内の入間市にお住まいです。
2003年5月に小川町立図書館で開かれた大野さんの個展では、休校になる前の小川小学校下里分校をはじめ、埼玉各地の分校を舞台に20年間にわたって撮影された100点余りの白黒作品が展示され、好評を博しました。
『ぼくらの分校』は、そのときの展示作品すべてを収録した美しい印刷の写真集です。お近くの書店で注文できます。
小川町立図書館 1階の“地域資・行政資料コーナー”でも閲覧できます。)

 A4判・定価(本体4,900円+税) ISBN4-946486-29-1
 邑心文庫(ゆうしんぶんこ)発行
 〒369-0015 埼玉県北足立郡吹上町本町1-4-12 電話048-548-4478

*関連サイト
 ○『大野広幸写真の世界 夢 希望 明日』
   大野さんの個人サイトです。代表作品も多数公開中。
   「埼玉の分校」では、上記の『特報首都圏』で紹介された
   下里分校の作品も見ることもできます。
 ○『大野広幸写真の世界(夢・希望・明日)写真日記』
   大野さんの個人ブログです。もはやブログは、
   フォトグラファーにとっても必須アイテムとなりつつあるようです。

<管理人コメント>

大野さんとは、先述の小川町立図書館での個展で初めてお会いしました。
作品があまりにも感動的だったので、そのときは失礼とは思いながら、話し込んでつい長居をしてしまいました。
そのとき私は、生意気にも先輩フォトグラファーの前でこうこぼしたのを覚えています。
「今どき貴重だから…とか、もうなくなるから…とか、そういう動機では撮りたくないものですよね」
大野さんはすぐ、
「そうです。そうなったときではもう遅いんです」
と答えてくださいました。
その大野さんが番組の中で、生徒のいなくなった分校を訪れ、
「写真が撮れなくなったっていうのが、いちばん寂しいですね」
と静かに語っていたのが胸の奥に残りました。

大野さんの個人サイトのタイトルには、「夢 希望 明日」と綴られています。
私は、このタイトルが大好きです。

*トラックバック先へのリンク

大野さんのブログ、『大野広幸写真の世界(夢・希望・明日)写真日記』です。
番組取材で久しぶりに分校の元生徒さんや当時の先生方と再会したときの印象が、8月4日と16日の2回にわたって書きとめられています。

項目: 出版 , 展覧会・展示会 , 放送

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